令和2年1月31日(金)に入間市中央公民館にて令和元年度第6回地域交流会を開催
いたしました。今回の地域交流会は入間市社会福祉協議会 福祉困りごと何でも相談
支援センターの田中様、小寺様(地域福祉)をお招きし、センターの機能や取組、
支援の実践例についてご説明いただきました。
福祉困りごと何でも相談支援センターは地域福祉コーディネーターが運営する相談支援
センターで、地域福祉コーディネーターは住民の日常生活圏域としての福祉圏域である
9地区を基本とし、地域における「個別支援」と「地域支援」及び「組織作り」を主
な業務とされています。
〇個別支援⇒福祉困りごと何でも相談支援センターの運営
〇地域支援⇒地域におけるネットワークづくりの支援
〇組織づくり⇒支え合い組織づくりの支援
現行の「第2次元気ないるま福祉プラン」では、福祉に関する個々の生活課題への支援
(個別支援)を行い、住民と共に解決を図る活動を創出する支援をする(地域支援)。
地域支え合い活動組織の設立・運営を支援することが地域福祉コーディネーターの役割
とされています。
今回の地域交流会を通して、福祉困りごと何でも相談支援センターでは個別支援である
相談支援と同時に地域支援や組織づくりという役割があることを知り、地域の福祉支援
者や住民とのネットワーク構築のためには入間市障害者自立支援協議会や当事業所も共
に取り組んでいく必要があると感じました。
後半はグループワークを行い、架空事例に対して支援の手段や方針について意見交換を
行いました。
今回は高齢の親と障害のある子ども。そして障害のある子どもにも障害の疑いのある
子どもがいるという世帯全体に支援が必要と思われる架空事例を用いました。
各グループでは様々な領域や職種の支援者がそれぞれの立場からの見立て、支援やア
プローチ方法、制度や社会資源の情報についての意見を出し合い、対応について活発な
意見交換が行われていました。
8050問題や引きこもりが社会問題とされていますが、こういった問題を抱えている
世帯では様々な問題が複雑に絡み合い、しかも自ら助けてと手を挙げることができない
場合も少なくありません。そういった意味ではこういう問題で困っている世帯の状況を
把握し、地域住民も含めた支援者や関係者が見守っていく必要があると考えます。
今回の地域交流会を通して支援者の皆さんが知恵やアイデアを出し合い、支援について
考える姿を見て、地域の状況を把握する仕組みと困っている世帯がある時に対応して
いく仕組みがあれば、誰もが住みやすい入間市に近づくのではないかと考えました。
最後になりますが、大変お忙しい中、ご講演頂きました田中様、小寺様にこの場を
お借りして改めて感謝申し上げます。また、ご参加いただきました皆様、大変お疲れ
さまでした。