平成30年4月1日施行となる改正障害者総合支援法のなかで
新たに創設される自立生活援助についてお伝えします。
★自立生活援助事業とはどんなサービス
障害者が安心して地域で生活することができるよう、グループホーム等地域生活を
支援する仕組みの見直しが求められていますが、集団生活ではなく賃貸住宅等に
おける一人暮らしを希望する障害者の中には、知的障害や精神障害により理解力や
生活力等が十分でないために一人暮らしを選択できない人がいます。
このため、障害者支援施設やグループホーム等から一人暮らしへの移行を希望する
知的障害者や精神障害者等について、本人の意思を尊重した地域生活を支援する
ため、一定の期間にわたり、定期的な巡回訪問や随時の対応により、障害者の
理解力、生活力等を補う観点から、適時のタイミングで適切な支援を行う
サービスです。
★対象者
障害者支援施設やグループホーム等を
利用していた障害者で一人暮らしを希望する者等。
★支援内容
・定期的に利用者の居宅を訪問し、
食事、洗濯、掃除などに課題はないか
公共料金や家賃に滞納はないか
体調に変化はないか。通院をしているか
地域住民との関係は良好か
などについて確認を行い、必要な助言や医療機関等との連絡調整を行います。
・定期的な訪問だけではなく、利用者からの相談、要請があった際は、訪問、電話、
メール等による随時の対応も行います。
「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び
児童福祉法の一部を改正する法律」について(厚生労働省のページへ移ります)
⇓ 自立生活援助は2ページです
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-
Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000128863.pdf
自立生活援助の詳細についてはこれから示されていくのかと思いますが、
障害のある方が地域で安心して暮らしていくことにつながるサービスに
なってもらいたいと考えます。