文部科学省及び厚生労働省が連携し、各自治体における教育委員会や福祉部局の連携が
より一層推進され、本人及びその保護者支援につなげるための連携・支援の在り方につ
いて検討するため、両省による家庭と教育と福祉の連携「トライアングル」プロジェク
トを発足させました。
「トライアングル」プロジェクトにおいては、教育と福祉の連携を推進している地方自
治体や障害のある子どもへの支援を行う団体から、現状の課題や取り組みについて報告
を受け、以下のような課題を確認しました。
1)教育と福祉の連携に係る課題
・各地方自治体において学校と障害児通所支援事業所等の管轄部署が異なるため、
子どもに必要な支援情報が双方の現場で共有されにくいことがある等。
2)保護者支援に係る課題
・乳幼児期、学齢期から社会参加に至るまでの各段階で、必要となる相談窓口が分散し
しており、保護者は、どこに、どのような相談機関があるのか分かりにくく、必要な
支援を十分に受けられないことがある等。
文部科学省・厚生労働省として今後取り組むべき方向性については、教育と福祉との
連携を推進するための方策。保護者支援を推進するための方策。国立特別支援教育総合
研究所と国立障害者リハビリテーションセンターの連携促進。障害の理解促進のための
普及啓発が示されています。
★厚生労働省 家庭と教育と福祉の連携「トライアングル」プロジェクト報告
プロジェクト報告の終わりには医療的ケア児など医療が必要な障害のある子どもに
関する施策、乳幼児健診などの母子保健分野や早期からの教育相談を含む一般的な
子育て支援施策との連携、障害のある子どもが18歳に達した後の就労支援等について、
障害のある子どもとその家族をもっと元気にするという「トライアングル」プロジェク
トの精神に基づき、文部科学省、厚生労働省両省の間の連携を引き続き緊密に図るとま
とめられています。
家庭・教育。福祉の連携「トライアングル」プロジェクトの詳細な内容については
厚生労働省のホームページに掲載されてますので、ぜひ一度ご覧ください。
★厚生労働省 家庭と教育と福祉の連携「トライアングル」プロジェクト会議の経過
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000191192.html